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仏教徒を自称していることもあって、耶蘇の祭は知識として知ってはいても積極的に参画しようとは思わなかった。特に日本のクリスマスなんて若者たちの交尾の儀式だし。 ところが今年のクリスマスはちょっと違った。以下、実録風に再現すると・・・ 23日午後 小春日和に恵まれた休日の午後、老骨に鞭打ってテニスコートに駆けつける。テニス仲間の(今をときめく超一流私大M大学のS学部を超一流学部へと変身させた名学部長F先生令夫人でもあらせらるる)FK様に呼び止められる。 「これ、そこな範兵衛、近うにまゐれ」 「ははっ」 「そちは夏まで犬を飼っていたであろう。そろそろ次のはどうじゃ。コーギーなどよかろう。」 「ははっ」 「実はな、今年いっぱいで飼い主が見つからねば殺されねばならんコーギーがおるのじゃ。そなたが飼うがよい」 「ありがたきお言葉ではござりまするが、拙者、未だに喪の悲しみ癒えず、そのようなことは考えたこともござりません」 「なに、わらわの申すことが気に入らぬのか。そなた、誰に向かって話しておる」 「申し訳ござりません。しかしこればかりはなにとぞご容赦を・・・」 「ならば代わりの者を見つけてまゐれ。見つからないときにはどうなるかわかっておろうの」 というような会話が交わされた後では、テニスなどという遊び事に集中できるはずもない。早々に切り上げて陋屋へと帰還したのであった。 (続く) H.K.
by mseminar
| 2005-12-25 17:23
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